作り方について
作り方についてのQ&A
夏場に冷水(約5 ℃)、冬場にぬるま湯(約30 ℃)を使うのはなぜですか?
生地の発酵温度は28 ℃前後が適当です。夏場は生地の温度が高くなるので冷水を入れ、冬場は生地の温度が低くなるのでぬるま湯を入れます。※材料の温度について夏場など室温が高いとき(28度以上)は、パンのでき上がりが悪くなるので必ず冷水(約5度)を使い、粉などの材料も冷やしておきます。また、冬場など室温が低い(約10度以下)ときは、ぬるま湯(約30度)をお使いください。
材料を入れる順番があるのはなぜですか?
タイマーを使うとき、運転する前にイーストが水に触れると発酵が進んでしまい、パンがうまくできない場合があるからです。
ベーグルは水分が少なく(手捏ねの場合粉の56%でしています)、バターや油の油脂を一切使用しないで作るのですが、このような分量でもHBは使用可能でしょうか?
HB-100 HBH-917どちらの機種でも強力粉の量に対して水分56%でも生地は作れます。ただし、50%以下にはしないでください。あまり水分が少ない硬い生地ですと、機械のモーターに負荷が掛かり故障の原因となります。また、付属のレシピにはサラダ油を使用するようになっておりますが使用しなくても生地は作れます。
水温調節がうまくできる方法は?
水の温度は室温23℃のとき水温20℃が基本です。(このとき粉は室温です)
室温10℃以下のとき 水温約30℃
室温15℃前後のとき 水温約25℃
室温20℃前後のとき 水温約20℃
室温25℃前後のとき 水温約10℃
室温30℃以上のとき 水温約5℃
室温30℃以上のときは粉も冷蔵庫に入れて冷やしてください。
途中の室温の変化などで生地の状態も変わってきますが目安にしてください。
天然酵母非対応機種で天然酵母を使ったパンを焼きたい?
天然酵母を使ったパンは時間と手間がかかるため予備発酵のいらないイーストまたはドライイーストを使ったパンに比べてたいへん難しくなります。市販されているのではホシノ天然酵母が一番手に入りやすく生種のでき方も比較的安定しています。ホシノ天然酵母を使った作り方を書いていきます。まず生種を作ります。生種の作り方はホシノ天然酵母の説明書を参考にしてください。材料(1.5斤の場合)強力粉......430g ぬるま湯(30~35℃)......260g 砂糖......24g 塩......6g 生種......35g パンケースに全ての材料を入れます。ソフト食パンコースを選び、スタートさせます。5分たったら、ストップキーを押して止めます。もう一度ソフト食パンコースを選び、14時間のタイマーをセットします。※タイマーセット時間は夏12時間くらい、冬は14時間以上が適当です。※かための焼き上がりをご希望の場合はフランスパンコースをお使いください。※生種のでき方や室温によってパンのできは変わります。
付属の手づくりパンレシピでいろんなパンに挑戦したいと思っているのですが、フランスパンの「28℃で60分発酵」や冷凍したバターロールを「30~35℃で解凍」など、冬の時期(室温が20℃以下)、どのような方法で温度を保てばいいのでしょうか?
冬の時期の温度の保ち方ですが、一番手軽な方法は、オーブンレンジをお持ちでしたら、その発酵機能をご利用いただくのが良いかと思います。ただし、メーカーによって発酵温度の設定が異なったり、乾燥しやすかったりしますので、発酵させる生地の近くに温度計を置いて温度管理をしたり、霧吹きをして湿度を保ってください。オーブンレンジの発酵機能は温度が高くなりやすいので、温度が高い場合は少し扉を開けてぬれぶきんをかけておくと良いと思います。他の方法としましては、大きめの発泡スチロールの箱を用意して、そこにお湯を入れたカップを何個か入れて温度と湿度を維持する方法がございます。また、大きめの透明のナイロン袋を用意して、四隅にお湯を入れたカップを入れる方法もございます。この場合、温度が下がりやすいので、温度を見ながらお湯を取り替えてください。発酵は温度を維持することが大切ですが、解凍する場合は、オーブンの天板に生地を焼ける状態で並べて置いて、溶けるまで置いておけば良いと思います。
市販のホームベーカリー用のレシピを参考にできますか?
水の量とイーストの量は気を付けてください。水の量は強力粉に対して、70%くらいになるようにしてください。種類や保存状態で変わりますが、果物や野菜を生で使う場合は、使用量の約90%を水分と計算してその分水の量を減らしてください。イーストは選んだコースの量にしてください。例えば、HBH916、食パン1.5斤のコースでオリジナルレシピを作るときはイースト専用スプーンBすりきり1杯(3.3g)にしてください。また、食パンの基本のレシピで作るとき、練りの途中観察して適度な生地を見ておくといいと思います。
マフィンを焼いてみようと思うのですが?粉っぽさがなくなるまで混ぜてからパンケースに入れるとありますが、どの程度混ぜるのですか?材料をそのままパンケースに入れてしまうのはダメですか?練り時間はどれぐらいですか?粉の分量を半量にして焼くことは可能ですか?
材料の粉類(薄力粉やベーキングパウダー・ココアなど)の粉部分が混ぜていて見えなくなるくらいまであらかじめ混ぜ合わせてください。材料をそのままパンケースに入れてしまうと、材料が混ざりきっていないうちに焼きへ入ってしまい、四隅に粉が残ってしまったり、特にベーキングパウダーが均等に混ざっていないと膨らみに偏りが出てしまうため、あらかじめ粉っぽさがなくなるまで混ぜあわせてください。具体的なお時間はお答えできませんが、10数分になります。レーズンなど固形物は最初から入れていただいて大丈夫です。粉の分量を半量にして焼くことは不可能です。コースの時間がその分量で設定していますので、もし分量を半分にして作った場合、焦げてしまうかと思います。
羽根の跡を残さないないで焼く方法は?
ホームベーカリーは自動で焼成まで行うのでどうしても羽根が残ってしまいます。ただし、"2回目のガス抜き直後"に取り出してください。羽根を取り出すタイミングは、各機種・コースによってスタートからの時間が異なり具体的な時間は違いますが、早焼きパンコース以外はだいたい1回目のガス抜きの後、30分後に2回目のガス抜きになります。2回目のガス抜き直後に手早く、生地を取り出し、羽根を外して軽く丸め直してパンケースの中央に生地を戻してください。作業中はホームベーカリーのふたは閉めておいてください。また、2回目のガス抜き後、しばらく時間が経過してしまった場合は羽根を取り除きは諦めてください(成形発酵に影響してパンの膨らみが悪くなります)。
クリスピー生地のピザが作りたいのですが?
クリスピーピザ生地は少々硬すぎるため、モーターに負荷がかかり過ぎてよくありません。長く使っていただくには適さない生地です。
パスタやうどんなどの麺を作ることはできますか?
パスタやうどんの麺は、パン生地とは異なり固め生地となります。固めの生地をベーカリーで練りますと、モーターに負荷がかかり故障の原因となってしまいますので作ることはできません。